検索
  • Hideyuki Takemoto

シークワシャーの甘苦さよ・・・・


沖縄に行ったのは1989年の12月だ。当時つきあっていたJTBの女の子に取ってもらった。


ついてみるとANA系列の沖縄で一番立派なホテルだった。朝起きて朝食をとろうと考えたら

ヴァイキングというのをやっており、配給されたチケットを利用してヴァイキングを取った。ここでシークワシャーと初めて出会った。果汁のディスペンサーは何台か並んでおりその中の1台がシークワシャーの台だった。ここにグラスをあて果汁を満たし飲んだ。ノックアウトされた。


何だ、これは!レモンのような爽やかな酸っぱさがあり同時に十分に甘く独特の香りがする。自分は一発で惚れ込んだ。ヴァイキングはこればっかり飲んだ。一回切り上げてホテルの自室に戻ったのだがどうしてもシークワシャーを飲みたい気持ちを押さえられず、もう一回ヴァイキングのチケットを買った。今度は心ゆくまで飲んだ。それほど美味しくそれほど未知の味だったのだ。


本土に戻ってからも売ってないかと探したが瓶詰めしかなかった。残念だなあと思いながらはや30年近く経った。ところが今年の夏は違うのだ。スジャータがシークワシャーの紙パックドリンクを出し宇部のほとんどのスーパーで買えるようになったのだ。このドリンクは果汁は10%以下で乏しいのだが、しかし確かにあの味と香りがある。素晴らしい!


沖縄に行ったときタクシーと交渉し1日1万円で面白いところに連れて行ってくれと頼んだ。この最中に米軍の訓練と出会った。煩かった。しかし当時、沖縄に産業はなく米軍基地がなくなれば沖縄県民の生活が苦しくなるのは目に見えており基地反対運動をする気にもならなかった。


山口県にも岩国基地がある。この基地から飛び立つジェットが煩かった。深夜、2時ころ山口市阿知須の上空を飛ぶのだ。何度も睡眠を妨げられた。自分は文句を言うことにした。相手は岸信夫、つまり安倍総理の弟だ。当時、Twitterでフォローしていたのだ。


「岸先生、昔参議院におられたときに阿知須の砂号3区の公会堂で集会を開かれた。あの時、私の父が出ました。父は自民党員です。


阿知須の上空を飛び回る米軍の飛行機はどうにもならないんですか?煩くてしかたがありません」とツイートして送ったが返事がこない。支援者である父のことを忘れたのだろうか?


その後、岸信夫氏は衆議院に移り山口市阿知須とは直接の関係はなくなった。だが米軍の訓練は続いた。私は考えた。「この飛行訓練はどこで活かすものなんだ?上海か北京あるいは平壌か、いずれにしてもここまで住宅地のうえを米軍の飛行機が飛ぶことがあるのだろうか?大体、アメリカは本国に基地を持ってるのだから本国で訓練をやればよい」


岸信夫氏は一回も回答しなかった。私は飽きてTwitterでのフォローを切った。そういうことがあった。


今もシークワシャーのドリンクを持ち飲みながら書いてる。味は変わらず美味しい。果物のトップだと思う。だが沖縄の米軍基地問題は終わりそうにない。岩国はどうかというと自分が苦情を言ったからか訓練ルートが変更され今は阿知須を通らなくなった。それは部分的な勝利だ。


自分は部分的な勝利で満足すべきだろうか?それとも日米安保条約の基礎から見直すべきだろうか?


考える夏であった。


この文章は書籍化されます。




13回の閲覧

©2019 by 竹本秀之のサイト. Proudly created with Wix.com